混雑時の応答性とは?Loaded Latencyの見方
Loaded Latencyは、通信中に応答時間がどれだけ変わるかを見る指標です。速度は速いのに通信中だけ重い場面を読み解く材料になります。
測定と表示の前提は測定方法についてとこのサイトについてで確認できます。
今の回線品質を測定するidle latencyとLoaded Latency
idle latencyは回線が空いているとき、download loaded latencyはダウンロード中、upload loaded latencyはアップロード中の応答時間です。方向別に見ると、どちらの通信中に応答が変わるかが分かります。
Net Speed Raceでの増加量
各方向のeffective increaseを次の式で計算して表示します。
max(0, loaded latency - idle latency)
測定の揺らぎなどでloaded latencyがidle latencyより小さくなっても、増加量は負にせず0msとします。
現在の表示基準
| effective increase | Net Speed Raceの表示 |
|---|---|
| 0〜20ms | 良好 |
| 20ms超〜100ms | 注意 |
| 100ms超 | 要注意 |
Net Speed Race独自の基準で、Cloudflareや通信業界の公式標準ではありません。一部の測定が取れない場合は、判定できない方向を除いて表示することがあります。
実際の数値で計算してみる
以下は計算の説明用の例で、実際の利用者の統計ではありません。idle latencyが12 ms、download loaded latencyが27 ms、upload loaded latencyが91 msとします。
| 通信方向 | effective increaseの計算 | 表示 |
|---|---|---|
| Download | 27 - 12 = 15 ms | 15 ms → 良好 |
| Upload | 91 - 12 = 79 ms | 79 ms → 注意 |
Download中の増加は小さく、Upload中は大きいと読めます。ただし、原因が上り回線やルーターにあるとは、この結果だけで断定することはできません。
max(0, ...)で負の値を0msにする例
idle latencyが22 ms、loaded latencyが18 msなら、差は18 - 22 = -4 msです。これはmax(0, -4) = 0 msとして扱い、「改善量 -4 ms」とは表示しません。
idle Pingと増加量を組み合わせて読む
- idle Pingが低く、increaseも小さい
- 空いている時も通信中も、応答は比較的安定していました。
- idle Pingは低いが、Upload increaseだけ大きい
- Upload通信中に応答性が変化しています。
- idle Ping自体が高い
- 増加量だけでなく、Pingそのものも確認します。
比較するときの考え方
同じ条件で複数回、または時間帯・有線/Wi-Fi・端末を変えて測り、Download・Upload・Pingと比べてください。
14回の実測レポートでは、idle Pingと通信中の応答時間に差が出た実例を紹介しています。
今の回線品質を測定する