インターネット回線速度の見方
回線速度の数値は、単位・用途・測定条件・応答性と合わせて見ると意味が分かります。
他の測定との比較は「全国回線品質ランキング」、測定条件とデータの扱いは「測定方法について」「このサイトについて」で確認できます。
今の回線品質を測定するインターネット回線速度とは
回線速度は、一定時間に送受信できるデータ量です。Mbps(メガビット毎秒)やGbps(ギガビット毎秒)で表し、大きいほど一度に多くのデータを扱えます。
ただし体感は速度だけでは決まらず、通信先・端末・接続方法・同時通信・PingやJitterにも左右されます。
MbpsとMB/sは何が違う?
Mbpsの「b」はbit、MB/sの「B」はByteです。1 Byteは8 bitなので、MB/sに換算するにはMbpsを8で割ります。
| 回線速度 | 理論上の転送量 |
|---|---|
| 10 Mbps | 1.25 MB/s |
| 100 Mbps | 12.5 MB/s |
| 500 Mbps | 62.5 MB/s |
| 1 Gbps(1000 Mbps) | 125 MB/s |
表は単純換算の理論値です。実際の転送は制御情報や通信先、端末、ストレージの影響を受けます。
Download(下り)とUpload(上り)の違い
用途によって重要な方向が違うため、Net Speed Raceは受信(Download)と送信(Upload)を別々に測定します。
| 用途 | 主に確認する指標 | 理由 |
|---|---|---|
| 動画視聴・Web閲覧 | Download | インターネットから端末へ受け取る通信が中心 |
| 大容量ファイルの取得 | Download | 受信するデータ量が大きい |
| クラウドへの保存・ファイル送信 | Upload | 端末からインターネットへ送信する |
| ライブ配信 | Upload | 映像や音声を継続して送信する |
| Web会議 | Download / Upload / Ping / Jitter | 受信と送信を同時に行い、応答性や安定性も関係する |
| オンラインゲーム | Ping / Jitterを中心に速度も確認 | 大量転送だけでなく応答時間と安定性が体感に関係する |
必要な速度はサービス・画質・同時利用台数で変わります。目安は各サービスの最新の推奨環境で確認してください。
「最大1 Gbps」と実測値は同じ意味ではない
「最大1 Gbps」は契約上の表記で、ブラウザで測った実測値とは意味が異なります。表記がどの条件を指すかは契約内容で確認してください。
実測値には次の条件が影響します。
- 有線LANかWi-Fiか
- Wi-Fiの規格、電波状況、アクセスポイントとの距離
- 端末やネットワーク機器の性能
- LANポートやLANケーブルなど接続経路の上限
- 家庭内での同時通信
- 測定する時間帯
- 測定先までの通信経路
- 測定時に端末で行われている別の通信
そのため、契約値より低い1回の結果だけで、通信事業者・ルーター・Wi-Fiなどの原因を断定することはできません。
回線速度は「1回の最高値」より条件をそろえて比べる
単発の最高値より、条件をそろえた複数回の測定を比べる方が変化をつかめます。
- 同じ端末・同じ場所で測る
- 大きなダウンロードやバックアップなどの通信があれば、測定条件として意識する
- 同じ条件で複数回測る
- 朝・昼・夜など時間を変えて比べる
- Wi-Fiと有線など条件を変えた場合は、別条件として比較する
測定履歴はブラウザ内に最大30件保存され、時間帯や測定条件ごとに比較できます(サーバー上のランキングデータとは別の機能です)。
Mbpsからファイルの転送時間を考える
1 GBを10進表記で8 Gbとして単純計算した、理論上の転送時間です。
| 回線速度 | 1 GBの理論転送時間 | 10 GBの理論転送時間 |
|---|---|---|
| 100 Mbps | 約80秒 | 約800秒(約13分20秒) |
| 500 Mbps | 約16秒 | 約160秒(約2分40秒) |
| 1 Gbps | 約8秒 | 約80秒(約1分20秒) |
速度が一定で、通信上のオーバーヘッドがないと仮定した値です。実際の時間は通信先・プロトコル・端末・ストレージなどで変わります。
速さを見るときはPing・Jitterも一緒に確認する
| 指標 | 主に確認できること |
|---|---|
| Download | 受信方向のデータ転送速度 |
| Upload | 送信方向のデータ転送速度 |
| Ping | 通信の応答時間 |
| Jitter | 応答時間のばらつき |
| Loaded latency | 大きな通信を行っている最中に応答時間がどの程度変化するか |
Downloadが高くても、PingやJitterが良好とは限りません。大容量ダウンロードが少ない用途では、最高速度より応答性の差を感じることがあります。
Loaded latencyの評価基準はNet Speed Race独自の参考基準で、公式標準ではありません。
自分の測定結果を全国ランキングと比べる
測定後に任意で参加した結果は「全国回線品質ランキング」で集計され、1回の有効な参加を1出走と数えます。順位はDownload速度だけでなく、Download、Upload、Ping、Jitterを組み合わせた独自の参考指標Net Speed Scoreで決まります。
日本からの任意参加データのため、日本全体の利用者・契約回線・ISPシェアなどを統計的に代表するものではありません。
今日の全国回線品質ランキングを見る回線速度でよくある疑問
100 Mbpsと1 Gbpsでは10倍速くなる?
数値上は10倍(1 Gbps=1000 Mbps)ですが、Web表示や動画再生の時間が10分の1になるわけではありません。通信先や端末がボトルネックになる場合があります。
1 Gbps契約なのに100 Mbps前後しか出ないのは異常?
測定値だけでは判断できません。まず同じ端末・同じ条件で複数回測り、有線が使えるならWi-Fiと比べてください。そのうえで契約条件、接続方式、端末、LAN・Wi-Fi環境を切り分けます。