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Net Speed Race

NET SPEED RACE LAB

同じ条件で14回測ったら、Ping・Jitter・Loaded Latencyはどれくらい変わる?

Net Speed Raceで同じ条件ラベルのまま14回測ると、速度・応答時間・通信中の応答時間は、それぞれ違う幅で変動しました。

実測データ(説明用架空データではありません)で、結論は1環境・約16分間・14回の観測に限ります。

なぜ14回測ったのか

Speed Testは1回の数字だけを見てよいのかを確かめるためです。同じ測定条件ラベルの14回で、Download・UploadにPing・Jitter・Loaded Latencyを加えて比べました。特定の製品や回線を評価する比較試験ではありません。

今回の測定条件

測定サービス
Net Speed Race
測定日
2026年9月17日
測定時間
10:11〜10:27 JST(10:11:33〜10:27:34)
正常完了
14回
測定条件ラベル
実測01_リビング6GHz

「実測01_リビング6GHz」は利用者入力のメモで、実際のWi-Fi周波数帯を自動判定・検証した記録ではありません。タイトルの「同じ条件」は、この同じ条件ラベルでの測定を指します。

端末型番、ブラウザversion、回線事業者、ルーター型番は記録しておらず、測定中の他の通信などがすべて一定だったかも確認できません。

指標の前提は測定方法、サイトの目的はこのサイトについてをご覧ください。

14回の測定結果

JSTの時刻順に全14件を掲載します。単位はDownload / UploadがMbps、ほかはmsです。「DL loaded」「UL loaded」は各方向の通信中の応答時間、「DL増加」「UL増加」はidle Pingからのeffective increaseです。

増加量は各回max(0, loaded latency - idle Ping)で計算しました。集計値と増加量はCSVで公開している小数1桁の測定値のみから算出し、平均・中央値は小数第2位を四捨五入して小数1桁で表示しています。

横に長い表はスクロールして確認できます。

2026年9月17日・実測01_リビング6GHz(14回)
測定時刻 (JST)Download (Mbps)Upload (Mbps)Ping (ms)Jitter (ms)DL loaded (ms)UL loaded (ms)DL増加 (ms)UL増加 (ms)
110:11:33436.239.648.911.756.465.27.516.3
210:12:23541.045.851.515.362.559.011.07.5
310:13:10458.934.252.66.5109.561.956.99.3
410:15:19543.756.452.79.9102.0120.849.368.1
510:19:44567.246.851.717.265.663.013.911.3
610:20:23587.631.455.416.662.560.77.15.3
710:21:03571.837.152.018.562.861.210.89.2
810:21:37552.955.053.86.2100.179.146.325.3
910:22:22497.048.158.116.664.371.96.213.8
1010:23:11505.044.552.46.4141.662.489.210.0
1110:24:53509.431.659.29.553.562.40.03.2
1210:25:37612.341.352.715.156.863.54.110.8
1310:26:41500.732.855.012.265.266.110.211.1
1410:27:34568.236.062.114.962.663.40.51.3
14回の平均・中央値・最小・最大
指標(単位)平均中央値最小最大
Download (Mbps)532.3542.4436.2612.3
Upload (Mbps)41.540.531.456.4
Ping (ms)54.252.748.962.1
Jitter (ms)12.613.66.218.5
Download loaded latency (ms)76.163.653.5141.6
Upload loaded latency (ms)68.663.259.0120.8

実測データを確認する

14回分の日時・条件ラベル・各測定値・計算した増加量をCSVで公開しています。

14回の実測データをダウンロード(CSV)

Download / Uploadの変動

Downloadは436.2〜612.3 Mbps(中央値542.4 Mbps)で、最大と最小の差は176.1 Mbpsでした。Uploadは31.4〜56.4 Mbps(中央値40.5 Mbps)です。

DownloadとUploadは桁が違うため上下に分け、縦軸の縮尺を変えています。横軸は測定番号で、実際の測定間隔は均等ではありません。

14回のDownloadは436.2〜612.3 Mbps、Uploadは31.4〜56.4 Mbps。上下2段で縦軸の縮尺を変えて表示。
上段はDownload(0〜700 Mbps)、下段はUpload(0〜70 Mbps)。

Pingは比較的狭い範囲だった

Pingは48.9〜62.1 ms(中央値52.7 ms)で、幅は13.2 msでした。最大÷最小は約1.27倍で、Downloadの約1.40倍より相対的な変動幅が小さかったと読めます。

ただしPingも一定ではありません。応答時間の意味はPingの見方で説明しています。

測定1〜14のPingとJitter。Pingは48.9〜62.1 ms、Jitterは6.2〜18.5 msで推移。
Pingは実線と丸、Jitterは破線と四角。縦軸は共通のms、横軸は測定番号です。

Jitterは6.2〜18.5 ms

Jitterは6.2〜18.5 ms(中央値13.6 ms)で、同じ条件ラベルでも毎回違いました。

Jitterは1回の測定内での応答時間のばらつきで、グラフはそれが14回でどう変わったかを示します。Pingとは意味が違うため、両方をあわせて見ます。詳しくはJitterとPingの違いで説明しています。

Loaded Latencyが最も興味深かった

一部の測定で、通信中の応答時間が大きく増えました。Download loaded latencyは53.5〜141.6 ms(中央値63.6 ms)、Upload loaded latencyは59.0〜120.8 ms(中央値63.2 ms)です。

測定10:Download中に+89.2 ms

10:23:11の測定10は、Ping 52.4 msに対しDownload loaded latencyが141.6 msでした。effective increaseはmax(0, 141.6 - 52.4) = 89.2 msで、idle Pingだけでは分からない増加です。

測定4:Upload中に+68.1 ms

10:15:19の測定4は、Ping 52.7 msに対しUpload loaded latencyが120.8 msで、effective increaseはmax(0, 120.8 - 52.7) = 68.1 msでした。Upload中の応答性もPingとは分けて確認が必要です。

測定11はDownload loaded latency 53.5 msがPing 59.2 msを下回りました。増加量はmax(0, 53.5 - 59.2) = 0.0 msとし、マイナスの改善量としては扱いません。

各回のidle Pingからの増加量。Downloadは測定10で最大89.2 ms、Uploadは測定4で最大68.1 ms。20 msの判定境界を表示。
Loaded Latencyそのものではなく、各回のidle Pingからの増加量を表示しています。
effective increaseの集計(ms)と判定回数
方向平均 (ms)中央値 (ms)最大 (ms)良好注意要注意
Download22.410.589.210 / 144 / 140 / 14
Upload14.510.468.112 / 142 / 140 / 14

現在の基準は、増加量が0〜20 msなら「良好」、20 ms超〜100 msなら「注意」、100 ms超なら「要注意」です。これは通信業界・Cloudflare等の公式基準ではないNet Speed Race独自基準で、「良好」も接続状態全体の品質保証ではありません。

計算と表示の考え方はLoaded Latencyの見方で説明しています。数値だけでは原因を断定できないため、ISP・ルーター・Wi-Fiなどには結び付けません。

14回測って分かったこと

実用的には、速度と応答性を分けて見て、単発の最大値だけでなく複数回の範囲や中央値も確認するのが有効です。

この実験では分からないこと

今の回線品質を測定する